危ないカギは交換するべし

昔見た日本映画でこんな話がありました。
主人公の女性が、賃貸で住んでいたアパートの部屋のカギを、すべてコピーして持っているのです。
そして、後日かつて住んでいた家に泥棒に入る、というシチュエーションから始まっているストーリーでした。
たしかその話の舞台は東京だったと思うのですが、その映画を見たのはたしか私がまだ中学生くらいのときで、「アパートで一人暮らしをするって、すごく恐ろしいことなんだ」というイメージを持った記憶があります。
賃借人が変わる場合はカギも変えなくてはいけないと思いますが、昔は部屋のキーの管理もいいかげんだった事例もあるのでしょうか。
その映画を見たおかげなのかどうか、十何年か後に自分が東京で一人暮しをするようになったときには、セキュリティに関して、しっかりとチェックするようになりました。
カギの種類はもちろんのこと、内側からドアチェーンがついているか、ベランダなどから侵入されやすいような作りになっていないだろうか。
他のことは譲歩することがあっても、そういった安全面の条件だけは最優先で考えて部屋探しをしていました。
現在住んでいるマンションは、集合玄関はオートロックになっていますし、個別の家の玄関ドアは、ダブルキーになっております。
しかもドアノブの部分に厚みがあって、その上下にカギがついている状態なので、容易にキーを壊したり、穴をあけたりはできないようになっております。
もちろん内側からはドアチェーンよりも頑丈なバーがついていますので、チェーンを断ち切られることもありません。
都会で女性が一人暮しをするには、それくらいの慎重さを持ってあたるくらいでちょうどいいと思うんですよね。
最近はときとして物騒な事件も起こっているのを報道で見ることがあります。
同じマンションに住む人が犯人である場合もあるので、集合玄関がオートロックなだけでは安心できません。
もしまだ少しでも危ないカギの家があったなら、すぐにでも交換することをおススメします。