人のふり見てカギを交換

不景気が久しく続きますが、世の中が不況というときには、世間が物騒になっていけませんね。
つい先日も買い物帰りに近くの住宅街を歩いておりましたら、「空き巣に注意」とか、「あやしいと思ったら迷わず110番」などという立て看板が出ていました。
たしか前はこんなのなかったよなー、と思いながらも、きっとこの近隣のどこかで空き巣被害があったんだろうと、想像しておりました。
こんな時代はどうすることもできないので、まずは自分で自分を守るしかありませんよね。
せめて自宅にいるときだけは心から安らぎたいじゃないですか。
表通りに面しているから、とか人の目があるからというようにタカをくくってはいけません。
今どき、東京のような都会では、人は実際にたくさんいますけれども、皆、驚くほど他人のことは気にしていません。
見て見ぬふりもありますし、実際に目では見ていても心では気づかずにスルーしてしまうことがたいへん多いのです。
ですからすべては自己責任なのです。
自分の家を防御するのであれば、まず一番にカギが大切ですね。
玄関だけではありません。
あらゆる窓ですとか、ベランダなど、人間が通れる出入り口は決して油断してはいけません。
きちんと施錠をする習慣を大切にしていきたいものです。
そして、そこにかけるカギはちゃんとしたものでしょうか。
簡単に壊されたり、開けられてしまうものでは意味がありません。
同じマンションの方に聞いた話ですが、われわれが入居する前に、泥棒に入られたお宅があるそうなのです。
夜寝ているときに、ベランダ側の窓から侵入されたということでした。
その家は2階なのですが、ベランダ側のガラスを切られてカギを開けられたようでした。
2階だから入ってこないという油断もあったのでしょうか。
ただ、かえって1階よりもガタガタしているのが目立たないという理由で上層階も狙われる危険があるそうです。
それ以来、このマンションでは、カギを交換したり、窓の鍵に補助用具をつけて外から開けられないようにする家が増えたそうです。